オーロラを訪ねて5 [臨時版]
オーロラを訪ねて
(フッテイルーテン クルージング)
今回の旅行はノルウェー沿岸を定期的に巡航する航路“フッテイルーテン”に乗り、バレンツ海に位置するキルケネス港から乗船しノルウエー沿岸各港に拠りながら(33か所)、最終寄港地ベルゲンまでの約2400Km5泊6日のクルージングと沿岸の街観光と船上からのオーロラ観察を楽しむ目的でした。全旅行日程は9泊10日でした。
【フッテイルーテン航路と寄港地】
このフッテイルーテン航路は、ベルゲン港を起点としてキルケネス港までを往復する、11泊12日の沿岸急行船です。ベルゲン港からキルケネス港までの往路を“北行き” キルケネス港からベルゲン港までの帰路を“南行き” と称しています。景勝地“ロフォーテン諸島”の、“ラフテスンデ海峡”を日中通過するのは南行きですので、私達はキルケネス出発便に乗りました。
このフッテイルーテン航路はドレスコードがなく、ディナーもカジュアルな服装で良いので、防寒服等 スーツケース収納に悩んでいたので助かりました。
日本からのツアー参加者は18名で、男性4人女性14人と圧倒的に女性の参加者が多く、そのパワーに圧倒されました。
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ノルウェー王国国歌を聞く機会はめったにありませんので、この機会にアップしてみます。お聴きください。
オスロ Oslo
ノルウェー王国の首都にして最大の都市。王宮、行政、立法、司法などの機関が集まる。オスロ市はオスロ県と同じ範囲である。世界でも物価の高い都市のひとつである。
オスロ市の人口は568,809人(2008年7月)で、ノルウェーの人口の11.8%を占める。オスロ市の人口は現在も毎年約1万人ずつ増え続けている。これはヨーロッパでもかなり速いペースの人口増加である。オスロ都市圏は郊外に拡大しつつあり、近隣のアーケシュフース県の都市(バールム、アスケー、ソルム、オッペゴールなど)とは市街地でつながっている。都市圏全体での人口は856,915人。オスロ都市圏はオスロフィヨルドを取り囲むように広がっている。
オスロは亜寒帯に位置し、大陸性混合樹林気候に分類される(ケッペンの気候区分ではDfbに分類される)。高緯度にあるため、日照時間は夏の18時間から冬の6時間まで、変化の幅が広い。また、北極圏に近いにもかかわらず、メキシコ湾流が南から温かい海水を運んでくるので気候は比較的温暖である。
オスロの夏は比較的涼しく、最暖月でも平均最高気温は72°F (22℃)、平均最低気温は54°F (12℃)程である。しかし熱波が押し寄せることもあり、77°F (25℃)を超えることもしばしばある。これまででオスロで記録された最高気温は1901年7月21日の95°F (35℃)。オスロフィヨルドが海を取り囲むような形になっているので、海水温は長期間高温を保つことが出来る。2008年夏には、水温が75°F (24℃)を記録している。 春と秋は概して肌寒い。冬は寒く、降雪もある。気温は19°F ‐ 30°F (−7℃ ‐ −1℃)くらいで推移する。これまでの最低気温は1871年2月に記録された−18°F (−27.9℃)。近年は平年値よりも高温になる傾向がある。 年間降水量は763mmで、一年間を通してまんべんなく雨が降る。11月から3月の間にかけては雪が降る。毎年、冬には海が一部氷結する。 (Wikipedia)
九日目(11月3日)(祖国日本へ)
ガーデモンのトーンホテルエアポートを10時バスで出発、オスロ市内を車窓から見学しながらオスロ空港へ。(ゆっくりオスロ市内を観光したかったな・・・)
ムンクの美術館も、グリークの記念館も見る時間がなかった!
グリークの銅像を車窓からみましたが、ずいぶん小男でした・・・ノルウエー人にはめずらしい!
【借用写真 上:ムンク美術館、下:グリーグ記念館 見たかったな~】
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オスロ発13:15、ヘルシンキ行きフィンランド航空AY656便。到着15:40。
【スカンジナビア航空機とノルウェー航空機】
出国手続きもヘルシンキ空港でした。この手続きは自動化されており、パスポートを読み取り機に挿入して確認した後、個室に入って判別装置による顔写真照合が合致したら出国側ゲートが開き、窓口にパスポートを提示して出国スタンプをもらう流れになっています。
このずらっと並んだシステムの内、3台が日の丸のマークを貼った日本人専用として準備されており、大変感激しました。
【ヘルシンキ免税店街とムーミンショップ】
出国後、空港の免税店で買い物をしていた時、うっかりカメラを床に落としてしまい、壊れてしまいました。(アチャーッ!)
そんなわけで、残念ながらこれ以降の写真はありません。申し訳ございません。 m(_ _)m
でも旅のほとんどが撮れたので良かった!・・・
ヘルシンキ発フィンランド航空AY073便で17:20帰国の途へ。
ありがとう!フッテイルーテンMIDNATSOL号の乗組員のみなさん。ノルウェーの皆さん。
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十日目(11月4日)(帰国)
ジェットストリームに乗って 翌日9:30着、9時間45分のフライトタイムの所、予定より35分早く成田着でした。
ツアー仲間の皆さん、添乗員さんとのご交誼に感謝しながら、お別れしました。
ノルウェー雑感 2:
ノルウェーはEUに加盟していません。理由は国民が反対したからです。
したがってユーロ経済圏にありながらユーロは通用せず通貨はNKrです。
ノルウェーは国土が日本とほぼ同等(熊本県程度大きい)で人口は500万人です。
国土の70%が森林ですから、民家が見えるとほっとします。また500haを超える湖沼が13000個所も有り、フィヨルドの入り江と島々の数は50,000島といわれています。
北極圏に位置しながらもその港はメキシコ湾暖流のおかげで凍結せず、その不凍港は歴代ロシアの渇望する所でした。
これら無人島の数々を見ながら、現在日本が直面している群島領土の保全に思いを馳せました。
尖閣諸島、竹島、北方4島のわずか3か所の紛争を1億3000万の人口を抱えながらなぜ解決出来ないのか、思わず考え込んでしまいました。
ノルウェーは領海内での海底石油・ガスの採掘で比較的豊かです。この理由からEUに加盟しないで良かった!との思いもあるようです。
少ない人口ながら自国を守りきる国民の姿を見て、同じ海洋国家としての日本の有るべき姿が浮かんできそうです。
付 録
カメラの故障とはいいながら、5ページ目の写真はあまりにも少ないので、記念品を写真に撮りアップします。
カメラの修理は12000円かかりました。安いカメラなら購入できる金額ですが、愛用の機種ですので修理してもらい、これで撮影しました。
”ヴァイキング船”と”ヴァイキング像”はハシュタ 石の教会 の博物館で手にいれました。ブロンズなので結構な重量があります。
”戦う騎士人形”はニーダロス大聖堂のスーベニアで購入しました。これは細工が細かいので輸送損傷を防ぐ為、私のリュック(手荷物)の中に入れ、大切に持ち帰りました。
これらの人形や記念品は、我が家の飾り棚に収まっています。あちこちの国々で買ってきた人形達と、夜な夜なバトルを繰り返しているかもしれませんね! なんせ ヴァイキングですから・・・・笑
オーロラを訪ねて(臨時版)に使用した音楽について
各ページのオープニングおよびエンディングには、フランク・プールセルの演奏曲をアップしました。旅のブログには実によくマッチングしていると思います。これらの曲は友人のOKさんから提供を受けたものです。ここで改めてお礼申し上げます。
また中ほどのピアノ曲およびヴォーカルは、ノルウェーの作曲家グリーグのペール・ギュント組曲を主体にピアノ演奏でアップしました。ノルウェーの民謡の旋律がちりばめられていると云われておりますので・・・
曲名リスト:
オーロラを訪ねて1 フランクプールセル:Mister Lonely、おさげ髪の少女 グリーグ:オーゼの死
オーロラを訪ねて2 フランクプールセル:Lamento borincano、黒い瞳を YANNI:Aurora グリーグ:山の魔王の宮殿にて
オーロラを訪ねて3 フランクプールセル:アドロ、不明 グリーグ:朝の気分
オーロラを訪ねて4 フランクプールセル: Goodbye My Love Goodbye、二人の天使 グリーグ:ソルヴェイグの歌
オーロラを訪ねて5 フランクプールセル:急流、J'aime グリーグ:アントラの踊り その他:Ending 夢幻飛行
般若坊のエコノミー旅行「オーロラを訪ねて」は、これで終わりです。5回にわたりお付き合いいただき、Nice-commentsやメールで盛り上げて
いただきましてありがとうございました。
ノルウェーの自然の素晴らしさが、幾分なりとも表現出来ていますでしょうか? 今でも写真には撮りきれなかった(瞬時だったり、暗かったり)、素晴らしい光景が頭を過ります。
このブログでアップしました写真は私のものだけではなく、ツアーでご一緒しましたTさん、Iさんから提供を受けた写真を、一部使用させていただきました。厚く御礼申し上げます。
皆さんも機会を見つけて、是非ノルウェーの自然を体験されますよう、おすすめします。海の幸、山の幸、美しい自然そして何物にも代えがたい
ゆったりとした時間が、お待ちしていますよ・・・
私はこれからヒグマを見習って、しばらく冬眠 にはいろうと思っています。(北極熊は冬眠しないようですので)
・・・・・春まで ご機嫌よう !
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Slik at du er i et godt år neste år !